認知症の親が他人に危害を加えた時、あなたはどうする?
2014.12.08
カテゴリ: セミナー
とうかい社会保険労務士事務所と東海給与計算センターで代表をしています久野勝也です。
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12月5日のPAL研究会の朝食会のセミナーテーマは医療法人ブレイン(土岐内科クリニック)の認知症専門医、長谷川嘉哉先生の「認知症の親が他人に危害を加えた時、あなたはどうする?」でした。
まずはじめに思ったことは、長谷川先生のセミナーがとても分かりやすいことです。話す内容、話すスピード、話し方、テーマの伝え方などどれをとってもPALのメンバーの中でも一番だと思います。先生のやり方をいろいろ盗みたいと思いました。また先生は、経営者としても、とんでもない知識の量と行動力を持っている方です。長谷川先生のポッドキャストとブログは経営の勉強におすすめです。
今回のセミナーのテーマは超高齢社会では切り離すことのできない認知症のテーマです。
現在、早期の認知症も含めてお年寄りの7人に2人が認知症だそうです。
セミナーでは次の3点が印象に残りました。
1つ目は、認知症は【第一段階】早期認知症、【第二段階】中核症状、【第三段階】周辺症状の三段階があること。
そして【第一段階】早期認知症の段階で治療をすれば治る可能性がかなり高いそうです。
2つ目は、身内や自分が認知症になった場合に大切なのはお金!
認知症が第三段階の周辺症状まで進行した場合、すべてを家族だけで面倒を見ることは、ほぼ不可能だそうです。もちろん、そのために国の介護保険制度を使うのですが、現実的に身内が認知症の場合、認知症患者1人あたりの年金等の収入が月額20万円程度ないと苦しく、2人なら30万は必要だそうです。ここで考えなくてはいけないのは、厚生年金に加入していない人です。国民年金だけでは、65歳以降、たったの月額60,000円程度しかもらえません。国民年金のみの受給で重度の認知症の場合、最悪のケースだそうです。
3つ目は、認知症で社会問題が多発することです。
認知症で車を運転しているドライバーが700万人もいて、高速道路の逆走は認知症ドライバーのケースが多いそうです。逆走のドライバーは追い越し車線を逆走する(左に寄る習性がある)そうなので、かならず走行車線側(左側)によけないといけないそうです。こんな社会問題がこれからもっと起きてきます。家族が加害者になることも、自分や家族が被害者になることもあるのです。大きな問題だと思います。
このセミナーを通じて、長谷川先生のセミナーのやり方と認知症について知ることができ大変有意義でした。
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