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給与が上がらない国

2018.06.25

カテゴリ: 人事, 経営

大前研一「個人が企業を強くする」という本を読んでいて、給与が上がらない唯一の国日本という記述がありました。

 

 

 

 

 

20年以上も日本の給与はあがっていないのです。

 

 

 

 

これに関しては、様々な要因があります。

 

 

 

 

中小企業でも実際には、しっかりと儲けている企業で社員に還元できている企業もあり、やはり経営者の手腕がそのまま経営力であることに疑いはありません。

 

 

 

 

その一方で、働く社員も気づかないといけないことがあります。

 

 

 

 

言われた通りにやっていれば給料が上がっていく時代はもう終わっているということです。
会社から言われたことを言われたとおりにできたとしても給与は上がりません。

 

 

 

 

ごくごく単純で、お客様から1日20,000円で頼まれたものを、20日間やる。

 

 

 

 

売上は40万円。

 

 

 

 

仕入れを引いた粗利益が30万円

 

 

 

 

この人に払える給料は、普通の会社ならどれだけ多く払っても10万円です。

 

 

 

 

この仕事をどれだけ一生懸命やっても、質を上げても10万円なのです。

 

 

 

 

もちろん、言われた事を、言われた通りにやる社員も、会社には必要です。

 

 

 

 

現実的に、書類を郵送したり、書類を作ったりするそういう人は必要なのです。

 

 

 

 

しかし、残念ながら、そういう社員の給料を上げることはできないのです。

 

 

 

 

上げてしまえば、会社は潰れてしまいます。

 

 

 

 

売値は変わらないからです。

 

 

 

 

報酬が上がり続けるのは、一部の社員だけです。
それは、自ら考え、自ら仕事を作り出す社員です。

 

 

 

 

 

ずっと前に、稼ぎ方のルールは変わったのです。
会社の指示通りにやれば、経験を積めば給料が上がる。

 

 

 

 

それは高度成長期で物の値段がほっといても上がる時代の考え方です。
会社の言われた通りに働くことは、会社にとってはありがたい存在です。

 

 

 

 

しかし、現実的にはそれでは給与は上がりません。

 

 

 

 

稼ぎ方のルールが変わったことに、気づいていないのです。

 

 

 

 

言われたことをやれば給与が上がるというルールが崩壊しているということにです。

 

 

 

 

そして、最悪の場合には経営者自身もそれに気づいていないのです。

 

 

 

 

親会社から言われたことを言われたとおりにやる、中小企業の経営者。

 

 

 

 

中小企業の経営者が、親会社から、「うちの会社の言うことをしっかり聞いて素晴らしい。」と表彰されて喜んでいるとしたら、大問題です。

 

 

 

 

あなたが飲食店のスタッフで、毎日、遅刻をしないで出勤し、接客が丁寧で、調理もできて、盛り付けもきれい。

 

 

 

 

でもお客様が増える方法を考えたり、来店をしたお客様の客単価をあげる方法を考えたりして、それを実行に移し、成果が出せなければ会社はあなたの給与を増やすことはできないのです。

 

 

 

 

「社長、生活ができないので給与をあげてください。」

 

 

 

 

中小企業で社員からよく聞くフレーズですが、まず稼ぐ力のない会社が悪いこともあります。

 

 

 

 

そして、もう一つは社員自身が言われたこと、与えられた事をやるだけになっていないか?

 

 

 

 

 

与えられた仕事をやるだけの社員に、会社は大きく給与をあげることは難しいのです。

読書「会社というモンスターが、僕たちを不幸にしているのかもしれない」

2018.06.18

カテゴリ: 人事, 経営

最近読んだ本で、サイボウズの社長、青野慶久著「会社というモンスターが、僕たちを不幸にしているのかもしれない」が面白かったので紹介します。

 

 

images

 

 

本の中でインパクトがあったのが「楽しく働けないカイシャは、どんどん弱っていくかもしれない」というところです。

 

 

 

 

 

会社で、私たちが楽しく働けないのは、会社の仕組みのせいなのではないか。会社がモンスターのように私たちを支配してしまっているからではないか」(「はじめに」より)

 

 

 

 

 

日本の企業の多くは、年を取らないと上がらない給与・役職や、果てしない残業、転勤など「社員を我慢させて働かせる仕組み」で回ってきています。

 

 

 

 

また、「お客様第一」と言いながら、現場では今月のノルマ達成の話ばかりすると言ったよくある会社の事象に対して疑問を投げかけています。

 

 

 

 

 

最近強く感じるのは、会社に個人が縛られる、そんな時代が終わり始めていると思います。

 

 

 

 

 

これからもっともっと時代が変わっていくと、どこにいても働けるし、簡単にネットを使って商売を始められる時代になります。

 

 

 

 

 

今よりも副業が簡単で、転職も容易になっていくと思います。

 

 

 

 

 

自分が嫌いな会社で、我慢して一生を終えるような人は、ほとんどいなくなる時代になります。

 

 

 

 

 

これからの会社は、個人の夢や目指す生き方ができそうな会社に人が集まるのだと思います。

 

 

 

 

 

つまり、会社とは会社の目標を叶える場所ではなく、会社がもつ理念に人が集まって、その理念の追い求めることを通じて、社員が夢を叶える場所であるということです。

 

 

 

 

 

だから、これからは魅力のある理念がない会社には、さらに社員は集まらなくなるし、中小企業であれば会社=経営者なので、経営者に夢や志がなければ人が集まません。

 

 

 

 

 

経営者自身が、自分の財産だけを増やそうと思っているような会社には、絶対に社員が集まらない時代になります。

 

 

 

 

 

そんなことに燃える社員はいないからです。

 

 

 

 

 

だからこそ、これからの経営者が考えることは、経営者自身が改めて会社の理念を見直すこと。

 

 

 

 

 

そして、その理念・目標がワクワクするものになっているか見直す必要があります。

 

 

 

 

 

目標があって意識の高い学生や転職者は、自分の夢や目標を達成できそうな会社を選びます。

 

 

 

 

 

そのことをこの本から意識させられました。

 

 

 

 

 

これからの経営の戒めにしたいです。

風呂にいても成果は出せる。時間で働くか?成果で働くか?

2018.06.11

カテゴリ: 人事, 働き方改革, 経営

日本企業の問題点、なぜ日本人の給与が上がらないか少し分かってきました。

 

 

 

 

年収400万円の社員でも自分の給与分を稼ごうと思ったら、時間4,000円は稼がないといけません。

【計算式】①社員の平均維持コスト 給与×1.8倍 ②1年の労働時間1,800時間 ①と②から 400万×1.8÷1,800時間=4,000円

 

 

 

 

 

現場を見たらどうでしょうか?

 

 

 

 

 

それだけの付加価値を出す仕事をしているでしょうか?

 

 

 

 

 

特に日本のホワイトカラーは生産性が低いと言われます。

 

 

 

 

 

多くの企業のご支援をしてきましたが、ホワイトカラーの社員の1日を見ていると、定型的に書類を作成したり、無駄な打ち合わせ、メール、電話ばかりです。

 

 

 

 

 

話を戻しますとホワイトカラーには2種類あります。

 

 

 

 

 

考えて働くホワイトカラーと、言われたことをやるホワイトカラー。

 

 

 

 

 

ほとんどのホワイトカラーは言われたことをやる人ではないでしょうか?

 

 

 

 

 

考えて働くホワイトカラーの仕事は、営業であればどうやって売上を上げるか?

 

 

 

 

 

営業事務であればどうやって顧客とやり取りがなされ、それを上手に効率よくまとめることができるかなどを考えることなのです。

 

 

 

 

 

営業と言う仕事でも、単に同じルートを周ってお客さんの御用聞きをするのは言われたことをやるホワイトカラーです。

 

 

 

 

 

言われたことをやるホワイトカラーの給与の限界は、すぐに来ます。

 

 

 

 

 

会社の利益を上げる仕事ではないので、会社の稼ぐ力以上に給与は増えません。

 

 

 

 

 

給与を増やしたいなら考えて働くクリエイティブなホワイトカラーをやるべきです。

 

 

 

 

 

この考えて働くクリエイティブなホワイトカラーは「時間」ではなく「成果」で評価されます。

 

 

 

 

 

かけた時間ではなくアイデアで評価される仕事です。

 

 

 

 

 

なので日々考える必要があります。

 

 

 

 

 

パソコンがなくても仕事ができるのが特徴です。

 

 

 

 

 

いろいろなアイデアを散歩やお風呂に入って考えてもOKです。

 

 

 

 

 

反対を言えば常日頃から考えていないと成果がでません。

 

 

 

 

 

ただ、考えないと成果がでない世界に踏み出さない限りは現実的に給与は増えないことも事実なのです。

 

 

 

 

 

時間と言う概念に縛られて言われたことをやる仕事を知らず知らずに選択してしまっている人も多いように思います。

 

 

 

 

 

時間で働くか成果で働くか、考えて働くホワイトカラーになるのか?、言われたことをやるホワイトカラーになるのか?それを社員自身が決めないといけません。

 

 

 

 

やはり、会社は言われたことをやる仕事には高い給与を払うことはできないのです。

はやく成長するためにゆっくりと歩くことを学ぶ

2018.06.04

カテゴリ: 経営

事業をやるうえで圧倒的なスピードが大切だと思っています。

 

 

 

 

スピードを求めて、瞬時に決裁する。

 

 

 

 

経営者という仕事の情報量、経験値が高い人は、そのスピードがはやいのです。

 

 

 

 

情報量が多い人は、決断をするための重要な点を瞬時に理解し、経験値が高い人は、毎回決断する事柄は違うが、決断の中身は類似のものがあり、過去同様の案件をこなしているからです。

 

 

 

 

そして天性の経営者としての嗅覚を持っている人もいます。

 

 

 

 

会社を伸ばせない、会社を潰す経営者の共通点は、物事の決定スピードが遅い、いつまで経っても決断できない。

 

 

 

 

いつまで経っても決められない経営者の共通の言うことはいつも「やれそうならやる」。

 

 

 

 

誰かが「うまくやる」のを見てから物事を決定するので、当然その時には市場は飽和していて、事業は失敗に終わってしまいます。

 

 

 

 

話を元に戻します。

 

 

 

 

 

経営者の決断の中で大切なのは決断のスピードですが、優秀な経営者にはある共通点があります。

 

 

 

 

 

それは時には、はやく進むためにゆっくり歩くことを決断することがあるのです。

 

 

 

 

 

例えばAという店舗を出店する。

 

 

 

 

うまくいかない。

 

 

 

 

地域が悪かったと、違う地域にBという店舗を出すとうまくいく。

 

 

 

 

 

結果として、地域が違ったと結論付けてまた違う地域に出店する。

 

 

 

 

 

二流の経営者はこれを反射的に繰り返していきます。

 

 

 

 

 

こうやっていくと地域という思考のフレームから全く脱しないのです。

 

 

 

 

 

優秀な経営者は、ここで敢えて立ち止まります。

 

 

 

 

 

うまくいかない⇒立地

 

 

 

 

 

この理由以外に他の理由がないか?

 

 

 

 

 

 

過去のデータを分析し仮説を立てて、じっくり考えて次の店舗を出すのです。

 

 

 

 

 

 

そして、うまく行く法則が分かったら、そのあとは、またはやいのです。

 

 

 

 

 

 

この場合に経営者がやったことは、過去の思考のフレームを壊し、新しい仮説を立てて新店舗を出す決断を即決したのです。

 

 

 

 

 

事業を拡大させている経営者の歴史を紐解いてわかったことは、とにかく決めるのがはやい。

 

 

 

 

そして、そのはやいのは、はやく進むためにゆっくり歩くことを決断をするのがはやかったり、やらないと決めることがはやいのです。

 

 

 

 

 

はやく進むためにゆっくり歩いているのか、何も決断していないのか、外から見ると同じように見えますが、その先の未来の差は、まさに月とすっぽんなのです。

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