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ロジカルシンキングを疑う

2016.08.15

カテゴリ: 経営

社会保険労務士法人とうかいの久野勝也です。

 

 

 

 

毎週月曜日にブログを更新しています。

 

 

 

 

現代の経営においてロジカルシンキングはとても大切な要素です。

 

 

 

 

前に働いていた会社でもしきりに言われていました。

 

 

 

 

「ロジカルに考えろ!」と・・

 

 

 

 

ロジカルに物事を考えることは、人と話したり、誰かを説得するためにはとても大切なスキルです。

 

 

 

 

現代の経営において、ロジカルに考える力が必要です。

 

 

 

 

それと同じくらい、たぶん、これはそんなに間違っていないと思うのですが、ロジカルを疑うことも重要です。

 

 

 

 

何が言いたいかと言うと、例えば、ある市場、もしくはある地域で全く展開されていないビジネスがあって、自社の実績、優位性などを加味して、参入すれば十中八九うまくいきそうだとします。

 

 

 

 

社長はそこでの市場を分析し、計画を立てて、よし間違いなく成功しそうだと思い、市場参入したとします。

 

 

 

 

しかし、同時期に同業や大手企業が10社以上参入を考えていたらどうでしょう?

 

 

 

 

一瞬で市場は飽和し、失敗の可能性が一気に高くなります。

 

 

 

 

仮に計画の時点ロジカルに考えて、同業の参入を知っていれば当然うまくいくのですが、そんなことは通常無理です。

 

 

 

大切なことは、人が構築できる「ロジック」は、その人が集められる情報の範囲でしか構築できないことです。

 

 

 

人が集められる情報には限りがあるのです。

 

 

 

 

これを受けいれることが案外できていないのです。

 

 

 

 

特にベテランの経営者や過去に大きな成功を収めている経営者のほうがこの傾向が強い気がしています。

 

 

 

 

本当に成功している経営者の多くは、

 

 

 

 

『自分の認識がそんなに信用できるものなのか?』

 

 

 

 

『人間に現実を認識する能力がそんなにあるのか?』

 

 

 

 

と自分に頼らず、一見ロジカルでなく、非合理的な決断をしています。

 

 

 

 

多くの経営者は過去の経験や自分の持っている情報をもとに合理的な判断をしますが、これだけ時代の変化が速いので、自分が持っている認識すらも誤っている可能性を常に考慮に入れた上で意思決定をする必要があります。

 

 

 

 

どれだけ過去に大きな経験をしていても、人が持っている情報が不確実だということをしっかりと認識し、時に全員が左に行ったとしても右に行くような決断も必要です。

 

 

 

 

時代の流れが速く、不確実な時代であることをしっかりと認識し、自分の判断や経験が正しいと思いこんではいけないのです。

 

 

 

 

この世の不可実さ、非合理的なものを許容し、「わからないことはわからない」ことを理解できるか、

 

 

 

 

将来的に新しい情報が得られるであろうことを考慮にいれた上で、一定の論理的な矛盾や不確実性をあえて許容しながら意思決定を行うことができるか。

 

 

 

 

これからの経営に大切な要素の一つだと思っています。

 

 

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